小学校英語教育学会 感想
先日、関東学院大学で開催された小学校英語教育学会に参加してきました。学会は2日間にかけて行われましたが、私は1日目に参加しました。
会場には、小学校から大学の教授の方まで、現職の先生方が数多く来られておりました。まず、課題研究発表の1つとして、中学校入門期における音声指導についての発表があったのですが、その中でアルファベットの音声読みと名前読みについての話がありました。例えば、同じeというスペルを用いても、”belt”と”me”では、eの発音の仕方が異なるというものです。改めてこのような説明を聴いた時、衝撃を受ました。今まで、beltとmeをeに意識して読んだことはなく、自然と何も考えずに処理していましたが、特に中学1年生など、アルファベットに初めて触れる初期の学習者にとっては、いつ、どのような時に読み方を変えるのか疑問に思うことがあるかもしれないし、又教員はそのような疑問に的確に答えてあげないと、初めの段階で生徒を英語嫌いに導く可能性があるとも思いました。現段階で、このeの違いを上手く説明し指導する力はありませんが、今回の講演を聴講するまでは気づくことすらなかったので、今気づくことが出来てとても良かったと感じました。同時に、教育現場での音声指導の重要性を改めて強く感じました。音声について、今後もっと深く自信を持って指導にあたれるように勉強していこうと思います。
また、小学校の教員をやられている方の話を聴くことが出来、小学校でどのように英語が指導されているのか、実際の映像も見せてくださいました。その中で気づいたことは、まだ授業で扱っておらず、習得していない文法事項を用いた英語を先生が話しても、生徒はなんとなく雰囲気で意味を推測し、以外と会話が出来ているということでした。もちろん、会話自体はとても簡単なものですが、それでもとても凄いことだと思いました。なので、とりあえず英語を少しでも多く教室の中で生徒に投げかけてみることが必大事だと感じました。意味はなんとなくだけど、何度も言っていると、リズムや音で覚えてくるので、机の上で学習することだけが全てとは限らないということを実感しました。
今回は、教員を目指す私にとって、とてもためになる情報を得ることが出来ました。又、現役の先生方の雰囲気を感じられたのも、良い経験となりました。UG先生、このような機会を毎度ゼミ生に与えてくださって、ありがとうございます。(Starlight)