常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

小学校英語教育学会 感想

7月26日、27日に関東学院大学で行われた小学校英語教育学会に参加させていただきました。この学会は、その名の通り小学校における英語教育に関するものであり、1日目はたくさんの方々による自由研究発表や、講演などが行われました。

お聞きした中で印象的だったのは、ある現役の小学校教員の方によるお話でした。その中では実際の授業風景を撮影したビデオが流れ、現場の授業風景を拝見することができました。ビデオに映っていた生徒の皆さんはとても楽しそうに英語を使って先生とコミュニケーションを取っていました。そこでは小学校付近にお住まいで英語が流暢な一般の方が授業のサポートをされているということを聞きました。それを聞いて、私は自分が通っていた小学校で行われていた英語の授業を思い出しました。

当時は英語の授業は少なかったですが、私はすごく楽しみにしていました。授業は担任の先生と、ある児童の親御さんが一緒にされていました。当時は私の友人が通っていた別の小学校でも、児童の親御さんがサポートをされていたと聞いたことがあるので、珍しいケースというわけではなかったのではないかと思います。残念ながら授業の内容はあまり覚えていませんが、私はとても楽しみでした。しかし周りにはすでに英語が嫌いな友人もいました。幸い、私は今まで英語が嫌いだと思ったことがないので、当時は英語が嫌いな友人の考えが不思議で仕方ありませんでした。なので、複数の友人になぜ英語が嫌いなのか質問したことがあります。その中で一番多かった答えは、「分からないから、理解できないから」というものでした。

英語は理解できなくて難しいと思ってしまい、一度英語を嫌いになってしまうとなかなか好きにはなれないと友人は私に言いました。しかし私は得意だからという理由ではなく、私たちが話している言語を他の言語で表すことができるという楽しみ、そして英語を使って他国の人々とコミュニケーションが取れるという感動があったから英語を好きになったのでした。私のように英語を学ぶ初期の段階において、楽しさを十分に感じられれば、英語を学ぶことが嫌いだという人が減るのではないかと思いました。

小学生の頃の私たちと今の小学生は考え方や学習方法、生活習慣など様々な面で違うところが多々あると思います。そのような子どもたちに合った教育をしていく為に、小学校における英語教育も常に変化していかなければならないのかなと思いました。

今回は私の英語が好きな理由を改めて気づくことが出来た、また小学校における英語教育に興味を持つきっかけとなった貴重な機会でした。今後もこういった機会を大切にしていきたいと思います。この度もUG先生ありがとうございました。(Lisa)