hedge #2
ネイティブ通信から。
学会からもどっても仕事に追われまくっています。うち英語音声の史的論考は今月末が締め切り。英国の研究者たちからこれを心待ちにしている(本当?)と,いらぬプレッシャーのメールがあり,必死です。安全策をとり今回は複数のネイティブに論文をproofreadをしてもらいました。
歴史論考なので,当然,第一次史料を基本にしています。しかしながら史料のない箇所があり(supportが二次,三次史料しかない),そこは正直にmust have beenとやったのですが,うち米国人の同僚からは以下のようなコメントがありました。
Again, not strong enough here, I think. If you want to hedge a little, you could say they seem to have been.
must have beenは米国流の論文の書き方ではどうも論調そのものを弱くしてしまうようです。こういうときに便利なのがseemです。一本とられてしまいました。彼女の言うようにhedge(あらかじめ)逃げ道を作っておく)することに決めました。
さて,そろそろ出かけないといけません。今日は前期の最終日です。「通訳入門」は前期末のチェックです。授業後には都内で編集会議もあります。今日から暑さが少し和らぐというのだけが救いです。(UG)