常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

高校生セミナー感想(Starlight)

高校生セミナーに参加して
 先日、高校生のための英語学習法というコンセプトのもと開催された高校生セミナーに参加させて頂きました。

 会場には、とてもフレッシュな(?)高校生が大勢いて60分間を1コマとし、単語の覚え方に焦点を当てた授業が始まりました。UG先生は、すぐに単語の覚え方を提示するのではなくまず今現在、単語をどうやって覚えているのかということについて話し合いをさせるところから授業を始められました。
その過程で、自分のやり方が効率的なのかということを再度確認することが出来るので、何事もまず振り返りや現状を理解することが大事だということを改めて知りました。

そこから、私がペアを組んだ高校生や私自身もそうだったのですが多くの人が書いて覚える方式、いわゆる力技で単語を暗記しているという現状が浮き彫りになりました。私も実際そのような方法をとっていたので身に染みてよく分かりますが、力技で覚えた単語はすぐに抜けてしまいます。それも、授業の小テストに合わせて15分程度の休み時間で書きもせず目だけで覚えたものに関しては、その時は点数が取れるのですが、それはもはや覚えたというレベルではなく、覚えたつもりとなっていて休み時間と同じように15分も経てば、単語はもはや全く頭に残っていません。こういう自分自身の現状を再認識した時、私は多くの時間を浪費していることに気付きました。

しかし、UG先生がセミナーで教えられたリテンションというのは、書くという行為は一切せず、単語1語だけでなくpick flowersなどまとまりのある形で暗記するというものでした。5つの単語を1セットとし、イメージをたてながら暗記します。それには、もの凄い集中力を要します。しかし、1度覚えてしまうとイメージとして残っているので忘れにくいというのが利点です。パートナーと協力してお互い交互に言い合ったり、競争原理を取り入れたりと、ここでも共同学習の大切さを実感すると同時に私もこれからは、リテンションを取り入れなるべく無駄なく単語を覚えていきたいと思いました。

 今回のセミナーに参加したことは、自らの学習方法、特に英語学習で欠かせない単語の覚え方について考え直すという意味で、初心に返ることの出来た実りある良い機会となりました。今後は、より効率的な学習法で英語を学んでいきたいです。(Starlight)