常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

公開セミナー感想(bookmark)

本日、英語英米文学科の公開セミナーが行われ、多くの高校生が参加してくださいました。今回のセミナーは「高校生のための英語学習法」と題され、私たちゼミ生もUG先生が担当された授業に参加させていただきました。
 UG先生は語彙力を上げるための学習法であるリテンションについて主にお話してくださいました。リテンションは通訳者の訓練法としてよく使われている方法ですが、私もUG先生の授業やゼミで何度か教えていただいたことがあります。今日の授業では10個の短い言葉をそれぞれ日本語と英語で、何度も声に出しながら頭に入れていくということをしました。その際、ただ単に暗記しようとするのではなく、自分なりにストーリーを考えながら言葉を繋げていくことで記憶しやすくする、というのがポイントの一つでした。しかし私はストーリーが頭の中で完成しなくてなかなか記憶できず、次の言葉がでてくるまでに時間がかかることがたくさんありました。またその覚えた言葉をQuick Responseを使ってアウトプットする練習をしたのですが、この時も何度も詰まってスピードについていけませんでした。インプットした単語や文を素早く俊敏に、且つ正確にアウトプットする練習をもっと積んでいかなければならないと感じました。そしてそれがたとえ人前であっても同じようにできるようにしていきたいです。

リテンションをする際のもう一つのポイントである、「声を出すこと」の重要性を今回改めて感じました。普段、単語や文を覚えようとするとき、どうしても書くことに頼りがちですが、口に出して練習することでそれを体の方が覚えてくれるのだと思います。リテンションの練習をしたとき、それを実感することができました。今日来た高校生の方々も、10個の言葉を覚えるとき、思い出すときに今までとは違った感覚でできるのを感じていたように思います。

今回は高校生のためのセミナーではありましたが、私自身も新しいものを得ると同時に、自分に足りないものにたくさん気付かされました。今日得たことを今後、語彙力を上げるために、そして英語力を上げるために生かしていこうと思います。(bookmark)