常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

卒業生から

20年以上も前の教え子の方からのメールです。ご本人の了承をとってコメント欄からこちらに再掲載させていただきます。(UG)

http://d.hatena.ne.jp/A30/20140317/1395048690#c

  • -

アドレスを存知あげないので、この場で失礼します。(不真面目な学生でしたので、名前を名乗っても覚えていただけていないと思います。)

大学時代を振り返ってみて、最も印象的だった授業のひとつが、通訳演習でした。国際会議の通訳についてのお話は特に、別世界を見ているようで刺激的でした。ベン先生のお話もよく覚えています。アメ口や同時通訳の練習、神経をすり減らされるような単語の覚え方なども。いずれにせよ、先生の英語に対する真摯な取り組みが存分に伝わってきました。あの当時、先生に出会えたことは幸運でした。

私自身、いろいろな場所でいろいろな形で教育に携わってきました。そして、子育てが一段落しつつある今、教師として新たなスタートを切ろうとしています。生徒に与える教師の影響は計り知れません。先生のように何年たっても心に残るような授業をしていけたらと思います。

現在のところ、オーストラリアの我が家では、「常時英心」の「日本語版」のような感覚です。子ども達はバイリンガルですが、「常に日本語を」の姿勢です。環境の及ぼす影響は計り知れず、すぐに英語におされがちになりますので。おかげで私の英語の勉強はおろそかになりがちですが、「常時英心」を心がけてこの英語環境を利用していきたいと思います。

学生の皆様の研鑽しておられる様子は良い刺激になるので、このブログは時々拝見したく思います。年を重ねると抱えるものも増え、時間的制約を受けます。やはり学生のうちにしっかり勉強をしておくのが一番だと、後悔しきりです。

先生、学生の皆様のより一層のご活躍をお祈り申し上げます。(HRM