常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

efficiency

本日と明日を使い”efficiency”と”effectiveness”の違いを明らかにします。本日は”efficiency”を取り上げます。『Wisdom英和辞典(第三版)』(三省堂)を調べてみると”efficiency”は「能率,効率」という訳が出てきます。
“efficiency”はインプットに対するアウトプットの比率という定義ができます。例えば読書を1時間行い100ページ読めたほうが50ページしか読めなかった場合よりも効率的であるといえます。管理会計では例えば,製品を製造する効率性は重要な指標の1つとなります。つまりある製品を工員(工場で働く人)が製造する場合,より適量の材料と適切な時間(材料・時間というインプット)で製品(アウトプット)を生み出すことが望ましいのです。材料に関しては失敗品を出したり使い過ぎることによる費用を抑えることができます。また製造時間を早めることで製品1個あたりの固定費の負担割合の低下につながり1個当たり製品をより安く作れます。
以上のように管理会計上”efficiency”は重要な概念になります(Ume)。