torture chamber
書き忘れていましたが、先般、訪れた沖縄の高校にはなんと6か国語対応の同時通訳演習室がありました!高校にtorture chamberが設置してあるのを見たのはこれで3校目。それが那覇にあったので、びっくりし、そしてちょっぴり懐かしくなりました。
同じ様なchamberで鍛えられた時期がありました。待ったなしで、自分の持つ力を振り絞って、縦のことばを横にしたり、横のことばを縦にしたりの演練を、繰り返し、繰り返し行いました。そして毎回、その精度の低さに関して師匠からコメントをいただき、ふがいない我が身にくやし涙を何度、流したことでしょう。確かに「拷問」と呼ぶのにふさわし演練の場でした。でもあの拷問があったからこそ、今の自分があると自信をもって宣言できます(もう通訳からは足を洗いましたが...)。
こういうところで鍛えられた生徒がうちにくればよいのですが…などとないものねだりをしてしまいます。校長先生のお話では英検1級に合格している3年生が数十名、出ているとのこと。さもありなんです。
しかしながらこういう施設があるから英語力は育つということにはならないでしょう。やはり最後は心の奥の奥の方にあるもの。突き詰めるともっとうまくなりたいというシンプルな「欲求」のようなものではないでしょうか。そしてその欲求に応えられる健康な体と心を持つこと。そのあたりさえしっかりしていれば、たとえ時間はかかろうとも君たちの英語はしっかりとした根をはっていくはずです。はずなのです。(エアコン不調の書斎から UG)