通訳界の巨星 旅立つ
「Mr 同時通訳」こと村松増美さんが3月に旅立たれていたことが明らかになりました。一昨日だったか,Othelloくんとたまたま文法学習に話題がお呼び,村松さんが細江逸記の『英文法汎論』を嘗め回すように愛読され,それが「村松英語」の骨格となったという話をしたばかりでした。こういう偶然を何と呼んだらよいのでしょうか...。
大昔のことですが,通訳の修行時代に村松さんの通訳を間近で拝見することが何度かありました。神の領域に到達した「真打ち」としての妙技もそうでしたが,何よりもことばそのものをいつくしまれた村松氏はわたしたちにとって大いなるロールモデルでした。
ご冥福を心よりお祈りします。以下,本日の「編集手帳」より。(UG)
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