常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

boob tube

テレビは一家に一台どころか、もはや必要ないと考える人もいるようです。

No TV? 5 million U.S. households bid boob tube goodbye

http://www.usatoday.com/story/money/business/2013/04/07/zero-tv-homes/2061127

今回は記事のタイトルから表現を拾います。boob tubeとはどの様な意味なのでしょうか、辞書を引いてみると「〈米・くだけて〉[通例 the〜]テレビ」(『ウィズダム英和辞典 第二版』三省堂)と定義されていました。一方、イギリス英語では「《英略式》伸縮性の生地のブラジャー(《米》tube top)」(『ジーニアス英和辞典 第4版』大修館)という意味になってしまうそうです。また、同義語にはidiot box, また、goggle-boxという表現もあるそうです。 (ibid)
boobとtubeに分けて調べてみると、boobには「(米)ばか,のろま,まぬけ.」(『ウィズダム英和辞典 第二版』三省堂)、そしてtubeにはtubeという一単語だけでも「(米・くだけた話)[the 〜]テレビ」という意味があり(YouTubeはここから来たのですね!)、「(テレビの)ブラウン管」などのような意味もあるそうです。(ibid)「テレビばっかり見ていると馬鹿になる」なんていう言葉も小さい頃に言われたことがある気がしますが、英語の表現にもそのような考え方が表れているのでしょうか。

今の時代ではインターネット上で映画も動画もニュースも観れるため、テレビはもう必要ないという方も少なくはないのかも知れませんね。(Astroriver)