常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

live

実弾を使用した訓練中に、安全な場所で休憩していたはずの兵士が悲運にも被弾し亡くなってしまいました。

Irish soldier’s death unlawful – shot in head while eating a sandwich

An inquest has found that a Cork-born soldier was killed unlawfully during a live fire exercise in 2012.

http://www.irishcentral.com/news/Irish-soldiers-death-unlawful--shot-in-head-while-eating-a-sandwich-197757261.html#ixzz2P314wEYQ

今回取り上げるのは、liveです。記事中では、live fire exerciseという形で、「実弾射撃訓練」(英辞郎 on the WEB)という意味になるそうなのですが、ここでのliveはどの様な意味を持っているのでしょうか。辞書を引いてみると、「(まだ)効力のある〈銃弾・爆弾など〉,まだ使ってない」『ウィズダム英和辞典 第二版』(三省堂)という意味が定義されていました。また、同辞書の例文には、live matches「まだすってないマッチ」、a live shell「実弾,不発弾」という例文が載っていました。「実弾」のみならず、「まだすっていないマッチ」というのもliveで表すことができるのですね。

銃弾が当たるだけでも悲運ですが、ヘルメットを外している時に当たるとは…不運にもほどがあります。(Astroriver)