常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

sabotage

シーシェパードが日本の捕鯨船に衝突したというニュースです。


Sea Shepherd, whalers clash in Antarctic waters


The Institute of Cetacean Research said the Japanese vessels were “again subject to sabotage by the Sea Shepherd ships Steve Irwin, Bob Barker and Sam Simon.”


sabotageが気になったので取り上げます。手持ちの辞書で調べてみると、「(故意に)<計画・作業>を妨害する」(『ジーニアス英和辞典 第3版』大修館)と記載されていました。また、受動態で使用する場合では、「<建物・兵器・設備などが>破壊される」(ibid)という意味になります。念のため、Oxford Online Dictionariesで調べてみたところ、 ‘deliberately destroy, damage, or obstruct (something), especially for political or military advantage’と定義されていました。ですので、政治上または軍事上のことを指すというニュアンスも、併せて頭に入れておこうと思います。


最後に、語源が気になったので、Oxford Online Dictionariesと(『ジーニアス英和辞典 第3版』大修館)で調べてみたところ、20世紀初期のフランス語で、木靴(sabot)を使い機械・設備を損傷して生産を妨害したことが由来だそうです。(Shou-VR*)