常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

trash talk #2

マイケル・J・フォックスが、自身の息子が歌手のテイラー・スウィフトと交際するのは認めない、と語ったそうです。

Michael J. Fox would never ever like Taylor Swift to date his son

In other Swift-related trash talk, the young lady's tune "We Are Never Ever Getting Back Together" was "covered" by Samuel L. Jackson on a British radio show earlier this week. Check it out below. Somehow, we believe it more when

http://www.latimes.com/entertainment/gossip/la-et-mg-michael-j-fox-son-sam-fox-taylor-swift-20130118,0,1364156.story

今回取り上げる表現は、trash talkです。trashには、「〈主に米・くだけて〉[人・考えなど]をぼろくそに言う」(『ウィズダム英和辞典 第二版』三省堂)という意味があるようで、trash talkで「(米)〈特にスポーツで相手の戦意をそぐような〉侮辱的な言葉」(『ウィズダム英和辞典 第二版』三省堂)という意味になります。WEBでも調べてみると、「からかう[相手を見下したような]発言」(英辞郎on the WEB)という意味があり、今回の記事中では、こちらの日本語の方がしっくり来るでしょうか。Merriam-Websterには"disparaging, taunting, or boastful comments especially between opponents trying to intimidate each other"と定義されていました。
また、過去にもtrash talkは先輩が取り上げられています。cf.http://d.hatena.ne.jp/A30/20100703/1278154360

少し話の主旨とはそれてしまいますが、記事の見出しの"never ever"という表現ですが、never everという表現を見た時、誰かの曲で聞いたことがあるフレーズだなと思って調べてみると、ずばり記事で話題になっているテイラー・スウィフトの曲名の一部に使われていました。こういう表現は狙って使っているのだとしたら面白い言葉の使い方、選び方ですね。(Astroriver)