常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Rod Elis先生講演会の感想

大変遅くなりましたが、私、EnDoughは12月9日に横浜国立大学で行われたRod Elis先生の講演会に参加してきました。テーマは『Corrective Feedback: Pedagogical and Theoretical Perspectives』でした。将来教職を志している私にとっては有益になるだろうと思い、拝聴してきました。
Rod Ellis先生はCorrective Feedbackについて最近の研究結果も交えながら、どのように、いつ、だれに、そしてどのerrorについてフィードバックすべきかをとてもわかりやすく話して下さいました。それを全て書く事はスペースの都合上できないので、ここでは簡単に感想を述べさせていただきます。私が今回感じた事は研究する際に「現場感」を持つ事の大切さです。Ellis先生は講演の中で「corrective feedbackは言語指導的側面と教育的側面から考えなければならない」とおっしゃっていました。この言葉を聞いたとき、UG先生にご同行させて頂いた夏の全国英語教育学会の事を思い出しました。その際、先生は「英語教育の研究は現場の先生の為のものでなければならない。もし研究する時は自分の研究内容がこれからの英語教育に寄与するのかを常に考えなさい」とおっしゃっていました(もしかしたら、過去に読んだ本ブログの先生の言葉と混ざっているかもしれませんがどちらもUG先生のお言葉です。)。当たり前の事ですが、発表する為に研究するのではなく、現場の生徒、現場の先生の為のものです。Rod Ellis先生もその事が根底にあるからこその言葉だろうと思います。研究者としての姿がとても印象的でした。
UG先生を始めとした多くの皆さまの支えもあり、私も4カ月後には院生生活が始まります。その際にが「教育の現場」を意識した研究を意識しながら研究、勉強をしたいと思っています。その為にもあと4カ月という期間、残された時間は短いですが、多くの自分に不足している力を補う為にも死に物狂いで勉強していきたいと思います。(EnDough)