常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

池田文庫訪問

一日遅れの報告です。
一関のホテルを出て、次に向かったのが気仙沼市(旧本吉町)でした。仙台から気仙沼にクルマで行くには通常、三陸自動車道経由でしょうが、昨年の石巻講演のとき大渋滞に巻き込まれた苦い記憶がよみがえり、今回は山間部の岩手ルートと相成った次第です。
          
            一関から黒地田峠を越えたところ
          
            岩手と宮城の県境
気仙沼訪問の目的は池田文庫の閲覧でした。英語教育史、英学史を学ぶ学徒が、入門書のひとつとしてと必ず読むのが池田哲郎『日本英学風土記』(篠崎書林)です。同書は池田氏が日本各地を回り、それぞれの地域で英学、英語教育が発展していったのかをまとめた労作です。
(cf. http://www2.archives.tohoku.ac.jp/data/kojin-kikan/grad/ikeda/ikeda.htm
池田氏が蔵書・資料の一部を寄贈したのが父親の本籍地旧本吉町でした。文庫のことを知ったのはかれこれ20年前。そして、今回やっと専修大学国内研修員制度のおかげで、念願の閲覧を果たすことができました。(UG)
          
            旧本吉町大谷(おおや)公民館入り口         
          
            池田文庫の入り口
          
            池田氏の写真
          
            こんな感じで収められています
          
          
          
          
          
          
          
          
            本を見ればその人が分かると言いますが、なるほど
          

          
            海は公民館の目と鼻の先         
          
            津波は文庫の数センチ先にまで迫っていたとのこと
          
            周囲の建物はごらんの通り
          
            公民館の前には仮設住宅