Vinyl destination[Othelloの拾った英語表現1]
今年2012年に入って,いまだにレコードの初掘りができていません。「古本屋と言えば神田」「楽器屋と言えばお茶の水」などとあるように,「レコード屋と言えば渋谷は宇多川町」だと言われています。さて,世界は?というと,例えば,Hip Hop発祥の地であるニューヨークのブルックリンとクイーンズのある有名店は聖地だと言われています。今回は,House MusicやAcid Jazzの聖地,ロンドンのウェスト・ロンドンのレコード屋事情についての記事を取り上げます。The Independenceが伝えます。
Vinyl destination
Can the record fair survive in the age of downloads? A new generation of buyers and sellers is dealing in ultra-rare collectables
タイトルについてですが,これは明らかにfinal destination(最終目的地)に掛けています。レコードを意味するvinylは,「ビニール」という風に発音されがちですが,/vάɪnl/ と発音します。ためしに両者の発音記号を並べてみると,なるほどわかりやすくなります。
/fάɪnl dèstənéɪʃən/
/vάɪnl dèstənéɪʃən/
このように新聞などの記事や英語の文化圏の固有名詞や有名な台詞や名言などは,韻律がきれいに掛かっているものが多くあります。たとえば皆さんもご存じのMicky Mouse。こちらは最初のMが同じ頭韻(alliteration)を踏んでいます。Donald Duckも同様です。続いてMy fair Ladyの翻案の元であるPygmalionのヒギンス教授が教える“The rain in Spain stays mainly on a plain”という台詞はあまりにも有名です。こちらはきれいな脚韻(rhyme)を踏んでいます。
気になる表現がたくさんあったので、長くなってしまいますが、丁寧に拾っていきます。シリーズものになります。(Othello)