常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

お世辞で喜んでくださいませ flattering

本日のTo To Toの記事から単語を拾います。Job-hunting students primp for successは今年度の就職活動生の第1歩を取り上げています。To To Toが述べているように身だしなみです。primpは「(鏡の前にすわって)頭髪や衣服を整える」で、おめかしをするという意味です。DYから続き文を掲載します。以下は記事の一部抜粋です。

http://www.yomiuri.co.jp/dy/national/T111204003771.htm
http://d.hatena.ne.jp/A30/20111205/1323051359

The studio is popular because professionals apply makeup, arrange students' hair in a flattering style and give them advice on their expressions.
According to the studio, the number of male students began to increase from last year. About 20 percent of the students who visit are now men.

肌も大切。ならば髪型も大切。文中のa flattering styleとはどのようなスタイルなのでしょうか。スーパーアンカー英和辞典(第4版,学研教育出版)をひくと「[ときに軽べつして]人を喜ばせる,お世辞の;へつらいの」とあります。英英辞書のLDOCEでは以下のように定義されています。

flattering
adj clothes, pictures etc that are flattering make someone look as attractive as they can or make something as good as possible, even if it is not really good

「お世辞を言う」のflatterが思いつくとこのflatteringの意味も理解しやすいでしょう。本文は,履歴書用の写真撮影スタジオでは学生の髪型を良いスタイルにして写真を撮っている,とのことです。そのような男子学生の数も増えているということにも目が離せません。
このような時代だからこそ,他人より少しでも少しでも自分を良く見せようとしているのでしょう。近頃の学生等といったことではなく,時代の影響がかなり大きいと思われます。平成生まれの若者がどのように育ってきたか,社会が見届けるときです。(ゼミ生 Shohei)