常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

かながわティーチャーズカレッジ第4回報告(Sugiuchi)

本日はかながわティーチャーズカレッジに参加してまいりました。第4回のテーマは「授業作りの基本」と「学び合いのある授業をつくる」です。前半(授業作りの基本)は指導主事のお話を拝聴し,後半(学び合いのある授業をつくる)は学生間で話し合いをすることで考えを深めました。
「授業作りの基本」の話に入りますが,最初に知識基盤社会と生きる力の育成が叫ばれるこの世の中で求められる授業の在り方をはっきりさせる必要があります。それは「生徒が主体的に他者と関わり合いながら,習得・活用・探求を行い,自ら課題を見つけ解決力を養う」授業です。そしてその授業を支える要素には,大きく分けて子どもを理解しようとする教師の姿勢・能力と学習空間・学習ルールがきちんとしている学習環境が挙げられます。さらに授業自体では目標と評価を明確化する,主体性を促す発問をする,様々な学習形態を取り入れる,板書を工夫するという4点が大事になって来ます。以上のような過程を通って,学び合いを通して,コミュニケーション力や言語能力,思いやり,協調性,謙虚さを身につけることのできる目指されるべき授業だと指導主事の先生は仰っていました。
指導主事の先生のお話を拝聴した後に学生間で「学び合いのある授業」について話し合いましたが,私の班では「学び合いのある授業」とは「生徒が創っていく授業」だと定義づけました。教師は明確な目標を定め,問題を投げかけ,話し合わせ(学び合わせ),学ぶべき目標へ生徒たち自身の力で到達できるように舵取りをすることが求められます。そのような教師の後ろ盾を受けて,生徒が主体となって学び合い,その過程で気づきが生まれ,結論に至るのです。
以上のことは教員にとって考えなければならない非常に重要なことです。来年の採用試験,またその先を見据えて,今日学んだことを明日に活かしていきたいと思います。(Sugiuchi)