常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

currentもいろいろ

23日午前8時20分ごろ、沖縄県石垣市川平の海岸を歩いていた通行人から、沖合で助けを求める声を聞いたと消防に通報があり、消防隊員が約200メートル沖で漂流2 件していた女性4人を救助した。八重山署によると、4人は22日午後4時ごろ、シュノーケリング中に沖に流され、浮いていた発泡スチロールにつかまりながら海上で一夜を過ごしたという。
4人はいずれも石垣市在住で、同じ飲食店に勤める21〜35歳の女性。衰弱しており病院に搬送されたが、けがはなく命にも別条はない。救助されたのはサンゴ礁の内側で、付近に流木やごみなどが多く流れ込んでいた。4人とも同じ発泡スチロールにつかまって救助を待っていた。水着姿でライフジャケットは着用していなかった。
岸から沖に向かう強い「離岸流」に流されたとみられる。沖縄気象台は22日午後9時まで現場海域で波浪注意報を出しており、波の高い状態が続いていた。(2011年9月23日15時50分 スポーツ報知)
しかし、よかった。いろいろな幸運が重なって助かったとのこと。昔、ダイビングインストラクターの通訳をしたことがあって、一般に離岸流はoff-shore currentとかrip currentと言うけど、珊瑚棲息地域(珊瑚礁海域)ではこの流れが特殊なものとなり、reef currentと表現すると学びました。彼女たちがはまったのはこれだったのでしょう。(UG)