常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

第37回全国英語教育学会山形研究大会 感想(Sugiuchi)

20日・21日に開催された第37回全国英語教育学会 山形研究大会に参加してまいりました。日本の英語教員が集う年に1回の行事に参加させていただき,色々なことを学ぶことが出来ました。今回はその学んだことの一つを,書かせていただきます。
ここで私が伝えたい学んだことは,「研究発表とは?」です。これはいわゆる研究発表の定義と言い換えることも出来ます。まず「研究」とは,物事のついて深く考えたり調べたりして真理を明らかにすることです(スーパー大辞林)。そして「研究発表」とは,それを発表することです。研究と聞くととても難しそうな印象を受けますが,私は英語教育の研究というところに限定しますと「細かい一つの分野に絞り,目的があり,研究方法が適切で,結論が現在の英語教育に貢献できるもの」だと考えています。これは田邉先生や小山本先生に教えていただいたことを自分なりに吸収して,出した結論でもあります。
しかし,少し生意気ですが,今回の全国大会の研究発表において「細かい一つの分野に絞る」というところが欠けている研究発表が多いように感じました。この最初の段階で大風呂敷を広げてしまうと,目的も散漫になり,研究方法も複雑化して,一つのことを深く調べることができなくなってしまい,まるで「報告会」のようになってしまいます。
自分も研究していく者として,この全国大会で学んだことを胸に刻みたいと思います。(Sugiuchi)