常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Dr. Clark D. Lunberry講演会の感想(Lbow-Shoulder編)

本日(07/12/11),Dr. Clark. D. Lunberryによる講演会が行われました。講演の内容については多くの方が別の記事で紹介しているので,ここでは割愛させていただきます。そしてこれから,講演会の感想と通訳体験について述べます。

まずは講演会についての感想です。講演の題目は「詩」だったのですが,自分は詩に触れる機会があまりなかったため,多くの知識を持っていませんでした。しかしクラーク先生が懇切丁寧に現在の研究テーマである「詩」について解説してくださったおかげで,詩に対する印象が変わりました。言葉を自然に返すと,言葉の力強さが増すという点に感銘を受けたのです。詩にもまだまだ秘められた可能性があり,また詩を含め,言葉の力は無限大だと改めて思いました。

次に通訳体験についてです(通訳と呼べるようなものではありませんでしたが)。今回の経験を通して,改めて通訳という仕事の厳しさを実感しました。自分はこの講演会のために事前準備を行い,通訳に臨みました。Dr. Clarkのバックグラウンドや論文,詩に関する専門用語を調べ,覚えることなどが事前に行った準備です。それでもいざ本番になると全く歯が立たず,残念な実践経験となりました。その原因として,自分の英語力のなさはもちろんのこと,知識不足や技術不足が挙げられます。自分たちとUG先生の訳出を比べると,その違いが顕著に現われていました。とりわけ通訳をする(訳す)上での4つのテクニック(通訳入門を受講しているみなさんはわかりますよね?)がまだまだ身についていないので,より意識していこうと思います。そして改めて生半可な気持ちでは通訳の仕事はできないということを認識しました。

今回の講演会から,carpe diemという言葉の重要性を再認識しました。講演会に参加することも,勉強することも,通訳を経験することも,今しかできません。だからこそ,限られた時間の中で, seize the dayできるよう,有意義な日々を過ごしていこうと思いました。最後になりましたが,講演会をしてくださったクラーク先生,講演会を主催してくださったUG先生に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。(ゼミ生 Lbow-Shoulder)