早すぎてもフライング jump the gun
先週末に陸上競技の試合で男子100m走を見てきました。短距離選手の速さに驚くばかりです。短距離走の試合で特に気をつけなければならないのがフライングです。今回はこのフライングを意味する表現”jump [beat] the gun”をご紹介します。
辞書でこの”jump [beat] the gun”を調べると「(1)《スポーツ》合図より先に跳び出す,フライングする」「(2)《略式》許可なく始める,早まる」とあります(『ジーニアス英和辞典』大修館書店,第4版)。さらに英英辞書のLDOCEを引くと,
11 jump the gun
to start doing something too soon, especially without thinking about it carefully
と定義付けされています。「思い立ったらすぐに行動する」といったイメージが思い浮かびます。まさしくフライングですね。またこの”jump the gun”を英辞朗on the WEBで検索すると”Don’t jump the gun.” 「早まるな」という使い方もされています。以下にURLを添付していますのでそちらと以前ゼミ生のLbow-shoulderくんが扱った関連記事がございますので併せてご参照ください。
http://eow.alc.co.jp/jump+the+gun/UTF-8/
http://d.hatena.ne.jp/A30/20100606/1275829095
“On your mark. Set.” And he jumped the gun…これは短距離走の選手が最も緊張する場面であると思います。LDOCEではwithout thinking about it carefullyという定義がされていますが,実際に陸上競技ではWITH thinking about it carefullyが理由でフライングに繋がるように感じます。1分でも1秒でも早く走ることを目指す陸上競技の世界でもgunより早く走ることはできませんね。(ゼミ生 Shohei)