常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

nosebleed

はな垂れ小僧ではなく,鼻血たれ小僧のLbow-Shoulderです。本日2時限目が始まる頃のこと,なぜか鼻血が大量にでてきました(このような話で申し訳ございません)。これもなにかの運命と思い,今回は鼻血もしくはbleedに関する英語表現を拾っていきます。

まずは基本的な語である「鼻血」についてです。『スーパー・アンカー和英辞典』(第2版,学習研究社)によると,a nosebleedとあり,My nose won’t stop bleeding.などの例文があります。まさに自分が叫んでいた言葉です。さらに辞書をよく見てみると,nosebleed seats [secssion]で「(球場などの)最上階の席」とあります(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。また,bloody one’s noseで「血で汚す,血を流させる」「<人>の誇り[心]を傷つける;<人>を意気消沈させる」とありました。最後に医学用語でepistaxisとあります(『プログレッシブ和英中辞典』第3版,小学館)。鼻血が出たおかげで巡り合えた表現でした。

次にbleedについて採り上げます。bleedは「<人・体の部位などが>〔切り口から,傷で〕出血する,<切り口・鼻などが>出血する」とあります『ジーニアス英和辞典』同上)。さらに他動詞の意味で「<人>から(恐喝などで)〔金を〕まき上げる」とありました。またbleed O dry [white]で「<人・国など>から徹底的に金・財産をしぼり取る」とあります。最後の血の一滴まで絞りとるという感じをお金に例えたのでしょうか。

余談ですが,鼻血が出た際は鼻にティッシュを詰めたり,鼻血が下に流れ落ちないように上を向いたりする行為はしてはいけないそうです。これから気温も上がり,貧血や鼻血に注意しなければならない季節となります。みなさんくれぐれもお気をつけください。(ゼミ生 Lbow-Shoulder)