常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

bronchitis

女子マラソンの世界記録保持者であるポーラ・ラドクリフ選手が復帰を延期しました。その理由についてDY(05/05/11付け)では以下のように述べていました。

Marathon world-record holder Paula Radcliffe’s comeback has been delayed after she was forced to withdraw from a race this month because of bronchitis.

今回注目するのはbronchitisです。辞書によると,「〔医〕気管支炎」とあります(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。ラドクリフ選手は気管支炎を患っているため,復帰を延期したのですね。また,bronchus(複数形はbronchi)は「気管支」とあります。そこで,-tisで「-炎(えん)」という意味になることがわかります。例として,rhinitis「鼻炎」,gastritis「胃炎」,conjunctivitis「結膜炎」,hepatitis「肝炎」,otitis「耳炎」などが挙げられます(『スーパー・アンカー和英辞典』第2版,学習研究社)。改めて接頭辞や接尾辞の重要性がわかりました。(ゼミ生 Lbow-Shoulder)