常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

JACET文学研究会

標記の研究会からのお知らせです。面白そうです。(UG)
JACET 文学研究会では、久々に外部から講師を招いての公開講演会を次のように開催します。
講師 坂井孝彦氏(元Hitachi Technical College)、David Martin 氏(宝塚造形大)
演題 「英語で味わう日本の文学」
日時 2月26日(土)14:00—15:30
場所 大妻女子大学千代田校 大学校舎A棟450講義室
参加費 無料
問合せ 田中英史(大妻女子大) hidetanアットotsuma.ac.jp
坂井先生は昨年9月に上梓された『英語で味わう日本の文学』(東京堂出版)の著者、Martin先生はその英訳監修者のおひとりです。同書は、古典から現代の作品まで、日本人に親しまれてきた名作(詩歌や童謡・歌曲を中心に小説や歌舞伎のセリフのさわりなども含む)を日英対訳形式で示したアンソロジーで、適宜「解説」と「column」をつけて、英訳に関するさまざまな問題点を指摘したユニークな本です。
今回の公開講演会はその書名と同じ演題のもとに、同書で提起された日本文学英訳上の諸問題のうちのいくつかを掘り下げていただこうとするものです。具体的なテーマとしては、主語の扱い方、オノマトペ、日英語間の語感差、日本文化の理解、などが取り上げられる予定です。純粋な講演というよりは、参加者にも自由に発言していただく討論会に近い雰囲気で進めたく思いますので、どうぞお気軽にご参加ください。