常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

かながわティーチャーズカレッジ 実践力向上講座(gacha)

本日(2/4/11),かながわティーチャーズカレッジが主催する実践力向上講座「密着!『先生の一日』」に参加してきました。この講座の主旨は,実際の授業や生徒指導などを間近で見ることで,教師という職を理解するところにあります。今回は県内の,K中学校を訪問し,英語科の先生の授業を中心として,授業や生徒の活動を1日見学してきました。授業の様子と感想を中心に少し書かせていただこうと思います。
以下が本日の日程です(本日,中学3年生は高校入試願書提出日で授業なし)。
    朝読書
1. 中2英語 授業見学
2. 他教科の 授業見学
3. 中2英語 授業見学
4. 中1英語 授業見学
  生徒と共に昼食
5. 中1英語 授業見学
6. 中2総合的な学習 授業見学
  清掃・HR見学
   部活動見学  

中学1年生,2年生の授業で共通していたのは,「基本英語で授業を進める」ことです。教師は出来る限り英語で英語を教え,少しでも英語に親近感をわいてもらおうと努力されていました。授業後,英語を英語で教える時,難しいと感じられることは何ですか?とお聞きすると,ある先生は「単語や表現に限りがあるため,難→易の表現に言い換えること」だと仰っていました。教師は生徒にとって難しい表現を分かり易い表現に言い換えて伝える必要があります。今までどのような表現を学び,どの範囲の英語まで理解できるのか常に把握していることが大切だと改めて実感しました。
また,中学校の授業を見学させていただいて,授業中の生徒指導にあてる時間が少し多いように感じました。中学校では,授業を進めることも大切ですが,生徒自身,多感な時期でもあるため,生徒指導を無視することはできません。これら授業内容以外の面にもしっかりと向き合うことが中学校教員には求められます。生徒指導にあたる時,自分は“こう指導する”という確固とした考えを持っている必要があると強く感じました。
昨年,高校の授業は教育実習で一度経験していますが,公立の中学校を見学させていただくのは今回が初めてでした。各学校で生徒や学校全体の雰囲気は違うと思いますが,今日はそのひとつの学校の在り方を観ることができ,貴重な経験となりました。
この講座は,教育実習を経験した4年生をはじめ,これから教育実習を迎える3年生にとっても現場を知るいい機会になると思います。(ゼミ生 gacha)