first blood
3日間にわたって開催された男子プロテニスの大会,World Tennis Championships exhibition tournamentが1日,決勝戦をむかえました。世界ランク1位のラファエル・ナダル選手がロジャー・フェデラ―選手を破り,2011年最初の優勝者となりました。以下はCNN.com(2011/01/01付)の記事の見出し。
First blood to Nadal in 2011 at UAE final
http://edition.cnn.com/2011/SPORT/tennis/01/01/nadal.uae.federer.final/index.html?hpt=Sbin
今回注目する表現はfirst bloodです。記事の内容からして,Nadal選手の今季初勝利の事を伝えていると思われます。辞書で確認してみると,draw first bloodという形で「(主に英)〈試合などで〉先制[先勝]する」とありました(『ウィズダム英和辞典』第2版,三省堂)。また,draw bloodで「〈人・事が〉[…に]痛手を与える,勝利を収める(from)」と書かれています。二つの表現から上記の表現は「UAE大会決勝,2011年初勝利(最初の優勝者)はナダルの手に。」という様な訳が可能かと思います。
さらに,ネットでfirst bloodと検索すると,『ランボー』シリーズ(主演:シルヴェスター・スタローン)第1作目の原題(First Blood)と出てきました。映画の中で,ランボーのセリフにThey drew first blood,not me.(向こうが先に仕掛けてきた)というdraw first bloodを用いた表現が使われているとのことです。『ランボー』シリーズは一本も観た事がないのでいつか観てみたいなと思います。(ゼミ生 gacha)