常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

かながわティーチャーズカレッジ(実践力向上講座)

授業やブログで紹介しました「かながわティーチャーズカレッジ」には、大きく3つの特色があります。
・かながわ教育学講座(講義,協議,演習)
・実践力向上講座(学校での体験活動)
・ほっとコンサルタント(教職や講座に対しての質問コーナー)
http://d.hatena.ne.jp/A30/20100913/1284368593
一昨日(11/18/10),2番目の「実践力向上講座」に参加してきました。これには受講者の目的に応じた授業見学やボランティア活動,部活動指導など、多彩なプログラムがあります。その中で,私が参加したのは『これが授業だ!』という授業見学でした。
今回は、とある県立高校に伺い,各学年1コマずつを見学させていただきました。受け入れ先の高校は英語指導に力を入れている学校で,1・2年生のListeningとOral communicationのクラスは,レベル別少人数制(クラスは自己申告)。帰国学生の募集も行っており,国籍もアメリカ,イギリス,フランス(その他欧州),東南アジア諸国,南米など様々とのことです。
今回は,「英語教師の取り組み」,「生徒の実態」の2点について少し書かせて頂きます。
まず,「英語教師の取り組み」において,全学年の授業で共通していた事は,語源(語根)を用いた語彙指導,辞書指導,実物教材(英字新聞の切り抜き)の活用です。この日の取り組みはこれらが中心でしたが,他にも音声指導もされているとのこと。とにかく何でも良いから英語を好きになってもらいたい,先生方のそんな気持ちが伝わってきました。また,先生の中には,自習教材をExcelで作成し,生徒に配っている方もいらっしゃり,教育に対する熱意を感じました(gachaもちゃっかりGET)。
次に,「生徒の実態」ですが,先生方は口をそろえて「恥を嫌がる子が多い」と仰っていました。1年生はまだしも,2年,3年と年を重ねるごとに沈黙する場面が多かったように思います。これが今の教育現場の実態です。ある先生は,ポイントは教師の「発問力,質問力」にかかっていると,見学後の協議時にお話されていました。そこは,自分自身弱い部分でもあるので,訓練していく事の必要性を感じました。
だらだらと綴ってしまいましたが,『実践力向上講座』への参加は,これから教職を目指す人にとって,特に,次年度に教育実習を控えている学生にとっては,現場を知る良い機会になると思います。興味がある方は一度お調べになってみてはどうでしょうか。(ゼミ生 gacha)
http://www.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/college/index.html