常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

a chip on one’s shoulder

ASAHI WEEKLY(2010/10/31付)の 14面Cleveland Orchestra packs bags for rare Japan tourというオーケストラについての記事より落ち穂拾いをします。
When I lived Cleveland, Ohio, in the 1990s, the city had a tuba-sized chip on its shoulder.
had a tuba-sized chip on its shoulderとは,どういう意味なのでしょうか。『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)でchipを引いてみると,a chip on one’s shoulderで「ぷりぷり怒ること, けんか腰, しゃくの種」(昔米国でけんかの時木片を肩に置いて相手にこれを落とさせたことから)とありました。
また,tuba-sizedは見出しからも分かるように,tuba(チューバ)という大きな楽器を用い,「たくさん, 山ほど」などと修飾していることが伺えます。
以上から,この一文は「イライラの原因をたくさん抱えていた」と訳せます。
次回はTemple gateさんです。
(ゼミ生 カメ女)