常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

odor

JIJI PRESSに驚きのニュースがありました。半年前,ニューヨークで女性がマクドナルドのハッピーミールというセットを購入したそうなのですが,購入から半年たった今でもそのハンバーガーやポテトの見た目が全く変わっていないというのです。以下は記事から引用です。
The burger has shrunken a little, but is mold-free and visually the same as one delivered in one of McDonald's famous boxes.
As Daives says, there is no odor. Her two dogs, a Shih Tzu called Suki and Charlie the poodle, walked past without showing the slightest interest.
http://jen.jiji.com/jc/eng_afp?k=20101015025814a
ここで採りあげるのはodorです。辞書には「(物から出る)におい,香り(smell)」とあります(『ジーニアス英和辞典』第3版,大修館書店)。イギリス英語ではodourと表記します。同じ「におい」でもsmellとodorの違いは何でしょうか。
2つをLDOCEで引いてみると,
odor: a smell, especially an unpleasant one
smell: 1 the quality that people and animals recognize by using their nose
2 an unpleasant smell
と定義されていました。どちらも好ましくないにおいの時に使用できますが,odorの方がsmellよりも嫌なにおいを表すようです。
生ものを半年もそのままにしておけばカビや悪臭が発生しそうですが,あまり見た目の変化がないのは少し怖いと思いました。何か特別な食品添加物を使用しているのか,またはこの女性が何か仕掛けをしているかもしれませんね。
次はyori-moneyさんです。(ゼミ生b.m.)