常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Snipping out a living on the razor’s edge in Islamabad

今日(10/18/10)のDYにあったLos Angels Timesの記事の見出しです。
Snipping out a living on the razor's edge
On a patch of dirt under a canopy of trees sits
a tattered vinyl barber's chair where Pakistani laborers line up for a cheap, quick shave and a haircut.
http://articles.latimes.com/2010/oct/12/world/la-fg-pakistan-barber-20101012
記事はパキスタンでのbarber,masseuse,moneychanger,shoemakerなどの生活を採り上げたものです。パキスタンではそれぞれがわずかな収入を頼りに,日々ギリギリの生活を強いられています。明日の収入の保証がない彼らに活動場所の洗濯の余地はありません。これはつまり,たとえテロに巻き込まれる危険性が高い場所であっても生きるためには商売をしなくてはならないことを指します。
見出しのlive on the edgeは「(危険で)はらはらするような生き方をする」(『スーパーアンカー英和辞典』第4版,学研教育出版)という意味で,身に危険がおよぶ可能性がある場所での活動を意味しています。さらに記事ではrazor edgeとなっていることからもわかるように,散髪に使うカミソリの刃(edge)と掛けています。(院生 小山本)