常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

かながわティーチャーズカレッジ第2弾(camel編)

自分もgacha君と一緒に神奈川ティーチャーズカレッジに参加してきました。簡単に当日の感想を述べさせていただきます。
gacha君ももうすでに書いてくれていますが,今回の講義テーマは「授業で感じる『教師という仕事』の魅力」でした。現職の保健体育と国語の先生による講義とグループに分かれての協議がありました。校種や教科は違いますが,やはり「教師」という括りで重なる部分も沢山あり勉強になった一日でした。
自分は特に保健体育の先生の言葉に何度か頷かされる場面がありましたので,少し紹介したいと思います。講師の先生は講演のキーワードに「ほめる」をあげ,そこを軸に話を進められていました。体育の授業では誉めることが極めて重要であるようです。しかし,ただ誉めるだけではなくて,教師も一緒に喜んでやらなければならないと体育の先生は強調されていました。喜びを共有して生徒に「感動体験」や「成功体験」を味わわせることが「自分にもできるぞ!」という生徒の自己肯定感につながるそうです。特に教師はその分野のプロなので,どうしても生徒がなんとか達成したことであってもそんなのできて「当たり前」という認識をしてしまいがちだと指摘されていました。
話の途中で体育の先生は「最も良い先生は子どもと一緒に笑う。最も悪い教師は子どもを見て笑う。」とおっしゃっていました。気になったので家に帰ってこの言葉を調べてみるとこれはイギリスの教育者であるA .S .ニール(Alexander Sutherland Neill)という人物による有名な格言であることがわかりました。ニールの言う「良い教師」になれるよう精進していきたいと講演を通じて思いました。(ゼミ生 camel)