常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

swashbuckler

9月25日(土)公開予定の映画「13人の刺客」について,JT Onlineの記事から表現を拾っていきます。
Takashi Miike's rise is complete: This one-time director of cheapo shock pics — which he churned out like sausages and were beloved by foreign Asian Extreme fans — is now a proven hit-maker and recognized auteur, with his new samurai swashbuckler "Jusannin no Shikaku (13 Assassins)" screening in this year's Venice Film Festival competition.
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/ff20100924a1.html
今回はswashbucklerを採り上げます。swashは「猛烈な一撃」,bucklerは「丸盾」のことを指し(『プログレッシブ英和中辞典』小学館),そこからswashbucklerで「1. 向こう見ずで自信満々な人,[冒険家,戦士],2. (1のような人間が活躍する)冒険[ヒーロー]活劇」という意味があります(『研究社 新英和大辞典』第6版,研究社)。いわゆる「剣術もの」のこと。
また,The New Oxford Dictionary of Englishによれば,この表現は16世紀中頃から使われはじめたようです。
ちなみに,同名の映画がJames Goldstone監督,Robert Shaw主演で1976年にアメリカで公開され,日本でも翌年「カリブの嵐」というタイトルで公開されました。(院生 小山本)
cf. http://13assassins.jp/main.html