常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

fly-by-night

今日のDY(09/22/10)のThe Washington Postから。今,世界で最も急速に経済成長を遂げている中国。そんな中国では国民の間での経済格差の拡大から,ボディガードを雇う富裕層がふえているそうです。そのことについて書かれたAs China’s wealthy grow in numbers, so do protectorsから英語表現を拾っていきます。
That rapid growth has prompted the Chinese government to start trying to rein in the industry. Up to now, the private security firms have operated in a legal “gray area,” with no guidelines, regulations or standards – and with long-established security consultants such as Zhe fretting that many are fly-by-night outfits that could tarnish the entire industry.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/09/19/AR2010091904175.html
fly-by-nightとは「借金して夜逃げする人」のことを指し,そこから形容詞で「(金銭的に)無責任な,信頼できない」という意味になります。
また直後のoutfitはふつう「服装一式」の意味で用いられますが,同じ服装をしているというところから転じて「企業, 会社」という意味があります(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)。
以上から,fly-by-night outfitsは「信用できない,いんちき会社」という意味になります。(院生 小山本)