常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

saddle with

今日も駄目かも…と思いつつやっぱり気になってしまうのが,大リーグThe Boston Redsoxの松坂大輔投手の登板結果。ここまで9勝5敗,勝ち星は先行していますが,毎試合四死球が多く,失点がかさむなど内容がピリッとしません。本日のThe Baltimore Oriolesとの一戦はどうだったのでしょうか。(以下記事の見出し)
Matsuzaka saddled with 6th loss
http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/sports/news/20100921p2g00m0sp076000c.html
今回の表現はsaddle withです。saddleは名詞の「馬の鞍、(自転車などの)サドル」から由来した言葉です。確認してみると,動詞形は「(困難な)〈仕事・責任など〉を負わせる」 という比喩的な意味で使われます(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。ここでは“6敗目の責任を負う=6敗目を喫する”と解釈できます。今日の結果も含め最近登板した4試合(2勝2敗)の合計失点は21。何とか修正して次回は良いピッチングをしてほしいです。(ゼミ生 gacha)