常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

田邉祐司ゼミ'10夏合宿 3年ゼミ生の振り返り(pear編)

田邉ゼミ3年のpearです。先日行われた軽井沢ゼミ合宿で,数あるactivitiesの中から私はquizを担当させていただきました。これはどのようなものかといいますと,まず4,5人のグループに分かれて,お題が書いてある紙を1枚引いてもらいます。題材は「夏に関するもの」(例えば甲子園,お盆,肝試し等)です。紙を引いたら,グループごとに自分のお題を英語で2分間説明するという活動をします。そして3分間のfeedbackを取る。このような流れでactivityを行いました。
私は全体の司会・進行を務めていたのですが,そこで気づいた点が2つあります。
まず,「しっかりとした説明・指示を出すことの重要性」です。説明や指示を的確に出すことは難しく,自分では内容を理解して上手く伝えているつもりでも,聞き手からすると必要な情報が不足していることがあります。実際に,quizのルール説明で私は大まかなルール説明ができましたが,細かな所が抜けてしまいました。序盤に先輩方から「説明の途中でも答えが分かった時点で答えを言ってもよいのか」,「答えも英語で答えるのか,それとも日本語でいいのか」といった質問を受けたのです。それをもとにして途中で補足説明をすることができ,先輩方の的確なアドバイスには感謝の気持ちでいっぱいです。反省点・今後の改善点としては「聞き手のことを考えたわかりやすい説明」を心がけることが挙げられます。そのためには話や説明の展開の先読みをし,それに基づき筋道を立てることが必要になります。このことは普段のゼミで田邉先生がおっしゃられていることですが,まだまだ私はそれが十分に実践できていないと感じました。
次に,「グループをまとめる力」です。今回のアクティビティにおいては「話し合いを上手く進めていく力」とも言えるでしょう。quizでは2分間の説明のあと,各グループで出題者に対してのfeedbackをしてもらうようお願いしてあったのですが,そこでグループ内の話し合いを進んでまとめてくださったのは先輩方でした。私は話し合いの様子を伺いにすべてのグループを順番に回りましたが,どのグループでも先輩方が良かったところ,こうしたらもっと分かりやすい説明になるというアドバイス,そしてグループ全員が話し合いに参加できるよう「じゃあ○○さんならどう説明する?」と話をふってくださっていました。このことから,グループでの話し合いを円滑に進めるためには自分の意見を持ちそれをしっかり発表できることはもちろんのこと,他の人の意見も上手く引き出していけることが重要なのだと強く感じました。
このように今回初めてアクティビティを担当させていただいたことで,実際に企画と運営をやりとおすことの大変さを痛感しました。この経験を今後に活かし,特に11月に控えた通訳コンテストの企画・運営を3年生皆で協力し成功させたいです。