常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

bubblegum

The Japan Times ONLINE(2010年8月24日付)を見ていると,UHA味覚糖のお菓子であるぷっちょのCMについ最近起用されたAKB48の写真があり,その下に以下の文が載っていました。

Bubble gum: AKB48 members, including Yuko Oshima (third from left in front) and Atsuko Maeda (fourth from left in front) pose at an event announcing a new TV commercial for puccho soft candy in Tokyo on Aug. 9
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20100824i1.html

今回注目するのはbubblegumという表現です。もちろんbubblegumは「風船ガム」で間違いありませんが,それ以外に「10代の若者たちに受ける低俗な音楽,ミーハーな音楽」といった意味もあります(『新英和中辞典』第5版,研究社)。また,「英辞朗on the WEB」にはbubblegummer「〈米俗〉ティーンエイジャー」ともありました。風船ガムというと子供が楽しそうにふくらましているイメージがあるからでしょう。

したがって,今回はbubblebumという表現に「昨今のAKB48の人気っぷり」や「AKB48のメンバーの年齢層は14歳から24歳でティーンエイジャーが多い」の意味がかけられていると考えられます。
さらに,ぷっちょはチューイングキャンディなのでガムではありませんが,bubblegumという語がお菓子を想像させますね。

自分がぷっちょ好きなだけに気づけた表現でした。これからも自分の興味のある記事を進んで読んで知っている表現を増やしていきたいです。次回はカメ女さんです。 (ゼミ生 pear