腹黒viper
辞書を引くと思わぬ意味に出くわす事ってありますよね。
DY(2010/08/15付け)のUK NEWSから1つの単語を採り上げます。
題材となった記事は,先日10日,イギリス陸軍出身の冒険家Ed Staffordさんがアマゾン川の源流から河口までのおよそ6500kmを859日かけて踏破したことを伝えるものです。アマゾン川流域ともなると危険はいっぱい。以下の生物達が生息するようです。
Then there were pit vipers, electric eels, anacondas and scorpions, skin diseases, mosquitoes, Cayman crocodiles and piranhas.
今回注目した単語は(pit) viperです。意味を確認してみると,「マムシ亜科のヘビ《マムシ・ガラガラヘビ・ハブなど》」とありました(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。今回の文脈では上記の意味で使われています。
他の意味を見てみると,次のような意味・用例がありました。
・「(文)マムシのような人間,腹黒いやつ」(『同上』第4版,大修館書店)
・nurse [nourish] a viper in one's bosom「いつか自分を裏切る人となるのも知らずにかわいがる」(『プログレッシブ英和中辞典』第4版,小学館)
単語の持つニュアンス等も理解して,多くの意味を知っていきたいと思います。(ゼミ生 gacha)