常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

high tea

イギリスのBBCに驚くようなニュースが載っていました。
ロンドンの北部で,なんと97歳の男性と87歳の女性が結婚したそうです。
記事に2人の結婚の様子が書かれており,以下はその引用です。
The pair, who met at a residential home in Golders Green, north London, tied the knot in a ceremony at the home on Sunday followed by high tea for 80 guests.
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-london-10768880
tie the knotはすでに載っていますね。 
cf. http://d.hatena.ne.jp/A30/20100512/1273645240
私が注目したのは,high teaです。high teaとはいったい何でしょうか。『ジーニアス英和辞典』(第3版,大修館書店)には「⦅英・豪⦆(特に勤労者の家庭で)夕方早めにとる夕食」と書かれています。ただ,現在ではhigh teaの家庭は多くないようです。「英辞郎 on the WEB」によると,語源はアフタヌーンティーの時に使うlow tableではなく,食堂のhigh tableで食事を取ったことからだそうです。
早めに取る食事をteaを使って表すのは,紅茶で有名なイギリスならではの表現だと思いました。
それにしても,この記事は私にとって本当に衝撃的でした。記事中に,'Young at heart'と書かれていますが,気持ちが若ければ年齢に関係なく何にでも挑戦できるということでしょうか。
次はyori-moneyさん,お願いします。(ゼミ生 b.m.)