常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Blue-stocking

猛暑日が続いていますが,今日は外へ出かけずに部屋で洋書Ronald Dahl 著Matilda(puffin)を読んでいました。その中で気になった表現を紹介したいと思います。
主人公のMatildaは4歳にしながら新聞を読んでしまうほどの天才。しかし,Matildaの両親は子どもに興味を示さず,父親は仕事に努め,母親は毎日友人とのビンゴを楽しむ生活をしています。そんなMatildaの才能に気付いた担任の先生が彼女の家に訪問し両親に彼女の才能を伝えたときの母親の一言からです。
“I am not in favour of blue-stocking girls.”
ここで注目したい表現はblue-stockingです。早速辞書『オーレックス英和辞典』(旺文社)で調べてみると「学識のある女,学才を鼻にかける女,文学かぶれの女」とありました。なぜblue-stockingが文学趣味の女性という意味なのかというと,18世紀にロンドンの女性文学愛好会クラブの会員が略式の青いストッキングをはいていたことに由来しているそうです。
私もいつかblue-stocking girlと言われるよう,この夏は読書に努めたいと思います。次はLbow-shoulder君お願いします。(ゼミ生 yori-money)