常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

こんにちは。7月上旬も過ぎ中旬に差し掛かろうとしている今日この頃。10日の午前中にはSPIの模擬試験が行われました。ゼミの3年生も数人SPI講座を受講しています。SPIはご存知のように,言語能力問題と非言語能力問題で構成されています。この言語能力問題には諺の問題も含まれており,諺といえば先月のゼミの中でThe proof of the pudding is in the eating.(論より証拠)というものがでてきました。そこで今回は諺を4つ紹介したいと思います。
紺屋の白袴「他人のためにばかり忙しくて,自分の事をすり暇のないことにいう。」(『広辞苑』第6版,岩波書店
「The tailor's wife is worst clad.|The shoemaker's children go barefoot.|A shoemaker is always ill shod.」(『新和英大辞典』研究社)
・医者の不養生「ひとには養生をすすめる医者も,自分は案外いい加減なことをしていること。また,理屈のよくわかっている立場の人が,自分では実行をしないことのたとえ。儒者の不身持。坊主の不信心。」(『広辞苑』同上)
「It is a good physician (who) follows his own advice.|Physician, heal thyself!」(『新和英大辞典』同上)

・釈迦に説法「よく知っている者になお教えること。説く必要のないたとえ。」(『広辞苑』同上)
「Teach your grandmother to suck egg.」(『新和英大辞典』同上)
・知らぬが仏「知ればこそ腹も立つが,知らなければ仏のように平穏な境地でいられる。転じて,当人だけが知らずに平気でいるさまをあわれみ,あざけっていう語。」(『広辞苑』同上)
「Ignorance is bliss.| What you don't know won't hurt you.| What the
eye doesn't see, the heart doesn't grieve at.」(『新和英大辞典』同上)
少しずつではありますが,いろいろな物から刺激を受けつつ常時英心で頑張りたいと思います。明日はyori-moneyさんです。(ゼミ生 Temple Gate)