常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Persimmon 柿生講座#2「colossus」

TIME(06/27/10付け)のGood Neighborsの記事から第2弾です。
The notion of a world full of adversaries hell-bent on slaying the American colossus has underpinned U.S. foreign policy in the post-9/11 era. But the Pew data suggest that it’s time to abandon that view.
今回,注目するのがcolossusという単語です。
『オーレックス英和辞典』(旺文社)によると「巨人,偉人,巨大な(帝)国,巨大なもの」という意味があります。しかし,colossusにはもう一つ「巨像;(ロードス島の港口にあった)アポロンの巨像」という意味があり,世界七不思議のひとつとされています。ロードス島の巨像とは,ロードスの人々がアンティゴノス1世とデメトリオスとの勝利を祝い,太陽神ヘリオスへの感謝のしるしとして作った彫刻です。この彫像は伝説上,港口をまたぐほど大きかったと言われており,その大きさを物語っています。
もっと詳しくロードス島の巨像について知りたい方は以下のURLへどうぞ。
http://www.geocities.jp/j9a4c3k44/roodosutou.htm
英語の単語一つ一つに目を向けるのは,とても根気のいることです。しかし,この過程を経ることでいつか私たちもcolossusのように大きく,広い知識の泉を手に入れられるでしょう。(ゼミ生persimmon柿生)