常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

照合

本日のゼミでReadingは既知情報と新情報を「照合」する能動的なプロセスということを田邉先生から教わりました。その例として,昨日のDY(7/4)のNBAに関する記事からです。Chicago Bullsは一人の選手に熱い視線を送っています。
Bulls’ offer puts heat on Wade
まず辞書で調べるとput [turn] the heat on で「〈人に〉圧力をかける;〈警察が〉…をきびしく取り調べる[取り締まる]」という意味がありました(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)。圧力をかけるというのも少し変ですが, Wade選手の獲得に対するBullsの意気込みが感じられます。
ただ,ここで終わりではありません。私にはバスケットに関する既知情報があるので,この見出しを見た瞬間にheatという単語に自然と反応してしまいました。現在Wade選手が所属しているのはMiami Heat。そう,この見出しはBullsの意気込みとWade選手のチームをかけたものだったのです。
今回は自分の得意領域だから反応できましたが,こういう分野をもっともっと増やしていきたいと思っています。そして,おそらくは今こうしてやっているブログが未来の自分に繋がっていると思わずにはいられない今日この頃です。(院生 小山本)