常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Persimmon柿生講座#3「汗かき役」

日本対パラグアイ戦について第3弾です。
サッカーでは試合の流れを変えたい時などに,新しい選手を投入することが一般的なこととして考えられています。今回のパラグアイ戦でも,岡田監督は均衡した試合の流れを変えるために岡崎選手と中村憲剛選手をピッチへ投入しました。岡崎選手は攻撃にも守備にもよく走る「汗かき役」で有名です。突然ですが,「汗かき役」を英語で言うと何というでしょうか。その時の様子を表したTHE DAILY YOMIURI(7/1/10付け)の記事内にその答えは隠されていました。以下の英文をご覧ください。
As the clock ticked down, Okada threw on Shimizu S-Pulse livewire Shinji Okazaki and gave Kawasaki…
ここで興味深いのがlivewireという単語です。『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)では,「電流の流れている電線,活動家,精力家;気前の良い人」という意味になっています,LDOCEでは,someone who is very active and has a lot of energyと定義付けされています。確かに何事にも一生懸命な岡崎選手のプレースタイルを上手く描写していますね。
以上からlivewireは「汗かき役」と訳すことが出来ます。ちなみに汗かき役とは,チームのために常にピッチを走り回り,汗をかいて勝利に貢献するというところから来た意味です。
英語学習においても,livewireになる事はとても大事なことです。みなさん,一緒に目標達成のために汗をかくほど勉強しましょう。(ゼミ生persimmon柿生)