常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

水は方円の器に随(したが)う

こんばんは。専修大学1年のKaiです。
本日(6/24),Compositionの授業で宿題の答え合わせをしていたとき,並べ替え問題に「水は方円の器に随(したが)う」という諺が出題されていたのですが,私を含め多くの学生は,その日本語の意味をすぐに掴むことができませんでした。
そこで,国語辞典で調べてみたところ「人は環境や人間関係に感化され,よくも悪くもなるということ。(水は容器の形に従って四角くも丸くもなることから。)」とありました(『明鏡国語辞典』大修館書店)。私たちが授業で使っているテキスト(『Communicative English Grammar for Speaking and Writing』英宝社)では,
Water takes the shape of any vessel into which it is poured.
という文が解答になっています。
確認のために和英辞書を引くと,次の2通りの文が紹介されていました(『プログレッシブ和英中辞典』第3版 小学館)。
Water assumes [takes] the shape of its container.
People are influenced by the company they keep.
まさか英語の問題を解く際に,日本語の意味について悩むことになるとは思いませんでした…。英語,日本語の両面でとても勉強になりました。(1年生 Kai)