常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

My treasure

The mediocre teacher tells.
The good teacher explains.
The superior teacher demonstrates.
The great teacher inspires.
—William Arthur Ward

フツーの教師は,ただしゃべるだけである。
ましな教師は,理解させようと努める。
優秀な教師は,自らやってみせる。
最高の教師は,子どもたちの心に火を点ける。
私は高校の時に出会った恩師によって,この言葉に出会いました。先生もこの言葉に突き動かされて,教師の在り方や教育を実践されてきた方で,私達には英語を通して生き方について教えてくれました。先生との出会いにより,私は学ぶことに貪欲になりました。ある命題について,「ああではないか」「こうではないかと」,今までにないくらい脳ミソを使い,考えました。その過程がとっても楽しかったことを覚えています。
私は,教育とはその人の可能性を引き出してあげることだと思っています。しかし,生徒の可能性を生み出すことを無理矢理にはできません。自発性が必要です。自発性を生むにはやる気を起こさせなければなりません。自発的な態度が生まれるかどうかは,人の心(心持ち)に関わっています。だから心を変えてあげる必要があります。教師の役目は生徒の心の火種に火を点すことです。一番の奇跡とは,人の心が変えられていくことだと思います。そういう奇跡を多く目撃したいと思い,教師を志すことになりました。なお,この言葉,偶然にも田邉先生も教職の授業で使用されていました。それでは実習に行ってきます。(なろはす)