常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Garden-variety issues

久しぶり(?)にTHE DAILY YOMIURI(2010年5月23日付け)のスポーツ欄にあるNBA関連の記事からですからです。
Garden-variety issues
Orlando looks take advantage of Boston’s struggles at home
まず文脈を説明しますと,NBAのplay-offで対戦しているBoston CelticsとOrlando Magic。先に4勝した方がConferenceのchampionになるのですが,これまで2試合がMagicの地元Orlandoで行われ,なんと2試合ともCelticsが勝ってしまったのです。しかも,これから2試合はBostonのhome-courtで行われます。一見Magicにはかなり不利な条件が揃っているようです。
さて,ここで,garden-varietyを辞書で調べると「〈植物が〉庭で育つような普通の種類の;⦅米略式⦆ありふれた, 普通の」とありました(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)。そこから,見出しの意味は「大したことない」あたりでしょうか。
あれ?と思った方もいるかもしれませんが,今期,Celticsはroadで26勝15敗と好成績を残した一方で,home-courtで24 勝17敗とふるわず,いわゆるhome-court advantageを活かせないでいます。ですので,例え2勝0敗とリードを許し,相手のhome-courtであってもMagicにとってはgarden-variety issuesなのです。それが小見出しにも現れています。
ちなみにCelticsのhome-courtはTD Gardenという名で,それとも掛けてあります。
さぁ,2チームの勝敗の行方はどうなったのでしょうか。結果は結果が載るのは明日の新聞だと思います。小山本はもう本家アメリカのNBAサイトでチェックしましたが...。(ゼミ生 小山本)
http://www.nba.com/playoffs2010/index.html