常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

NVC

GWの最終日に今年もModel Production(東京学生英語劇連盟,MP,あのゴダイゴの楽曲の作詞家,演出家として著名な奈良橋陽子さん主催)を観劇してきました。
http://mp2010.main.jp/top.html
観劇してから,随分と時間が経ってしまいましたが,感想を書かせて頂きます。MPというのは上のURLをご覧になると分かると思いますが,都内近郊の大学生が集まり,春休みからの3ヶ月間でひとつの舞台を創っていく劇団のようなものなのです。台詞はもちろんのこと,その準備もすべて英語で行われます。今年の演目は『The Pride of Africa』という『ライオン・キング』(The Lion King)をベースにしたオリジナルストーリーでした(このprideは「誇り」なのでしょうが,それだけではない深い意味がある気がします。誰か挑戦を!)。
英語の台詞すべてを聴き取ることはできませんでしたが,台詞の内容やニュアンスは理解することができました。この時,手助けとなってくれたのが役者たちの表情や動き,話し方です。授業で田邉先生が仰っていたParalinguistic Featuresというのがコミュニケーションではとても大切なのだと改めて感じました。詳しくは,先生の連載コラム「コミュニケーション指導に広がりと深みを」(『英語教育』5月号,6月号,大修館書店)をご参照ください。
生で見るとやはり迫力もあり,演者のひたむきな努力が伝わってきて素敵な公演でした。MPはお勧めです!(ゼミ生 Kurilyn Monroe)