常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

piss off 復習

 昨日行われた新ゼミ生との勉強会で学んだ表現を取り上げます。文法に関する活動としては英作文に取り組み、短文の英文を書きましたが、その中の問題に「人が怒る」という表現が含まれていました。その場でぱっと思いつくのはangryだけでしたが、他にもpiss off という言い方ができるとUG先生に教えていただきました。『ライトハウス英和辞典』(第5版 研究社)で引くと、自動詞としては「(英卑語)(普通は命令文で)立ち去る、失せる」、他動詞としては「(普通は受身で)(かんかんに)怒らせる」という意味がそれぞれ見つかりました。後者の場合は主に口語で使われるようです。

 LDOCEには “piss somebody off” で “to annoy someone very much” と定義されています。 “spoken not polite” と説明されているように、公の場では使われないことがわかりました。

 親しい間柄の友人などと話すときに使うことはできますが、pissの意味を踏まえると、使う際には注意が必要になるそうです。上記の英和辞典にはpissedという形容詞の形も載っており、「1(しばしばoffを伴って)(米俗)頭にきて 2(俗、主に英)酔っぱらって」とありました。アメリカ英語とイギリス英語では意味の捉え方が変わってくる表現であることにも注意して覚えておきたいです。(aqua)

piss off - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から