常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ruse 復習

メモの中に書き留めてあった単語を紹介します。ruse /rúːs/ です。正直文脈等は覚えていないのでさっそく意味の確認に入ります。

Oxford Dictionary of English (2th): “an action intended to deceive someone: a trick

Collins Advanced Learner’s Dictionary (8th): “A ruse is an action or plan which is intended to deceive someone”

ジーニアス英和辞典』第5版(大修館):「計略、策略、たくらみ」

語源はOEDによると “ late Middle English (as a human term): from Old French, from ruser ‘use trickery’, earlier ‘drive back’, perhaps based on Latin rursus ‘ backwards’.”とのことです。

「策略」という意味を見たときにぱっと頭に浮かんだのはployという単語であり、違いが気になったので少し調べてみました。

OED: “a cunning plan or action designed to turn a situation to one’s own advantage”

Collins: “A ploy is a way of behaving that someone plans carefully and secretly in order to gain an advantage for themselves”

上記の定義を見てみると、同じ「策略」でもruseは他人をだます、陥れるため、そしてployは自分がアドバンテージ、利益を得るための企みであることがわかりました。ruseのほうがよりマイナスなイメージが沸きます。(ko-chi @ Calgary)

ruse - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
ruse 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から